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冬の朝、お湯が出ない・水が出ない・エコキュートが止まって困っているあなたへ。
このページを上から順に読めば、「自分で直せるか」「修理か交換か」「どこに頼めば損しないか」が、今日のうちに決められます。焦って最初に来た業者と契約して高くついた、ということにならないための注意も、あわせてまとめました。
1. まず、今すぐやること(症状別)
| いまの症状 | 今すぐやること |
|---|---|
| ガスのにおいがする | 給湯器もコンロも使うのをやめ、窓を開けてガス会社に連絡する。換気扇や電気のスイッチにはさわらない |
| 水が噴き出している・床が濡れている(水道管の破裂) | メーターボックスの中のバルブを閉めて水を止める(東京都水道局)。そのあと修理を頼む |
| 冬の朝、水もお湯も出ない(凍結) | 蛇口を閉めて、自然に解けるのを待つ。待てないときは凍った部分にタオルをかけ、約40℃のぬるま湯をゆっくりかける。熱湯は使わない(配管や蛇口が破裂するおそれ) |
| ガス給湯器だけお湯が出ない | ガスコンロが点くか確かめる。コンロも点かなければガスの供給側、給湯器だけ点かないなら給湯器の故障が考えられる(ノーリツ) |
| リモコンに数字(エラー)が出ている | 数字を控える。意味で対処が変わる(ガス給湯器のエラー/エコキュートのエラー) |
| エコキュートでF12・H94が出た | 給水配管の凍結が考えられる。お湯側の蛇口を少し開けて自然に解けるのを待ち、解けたら貯湯ユニットの漏電しゃ断器を1分以上切ってから入れ直す(パナソニック) |
| エコキュートでHやFで始まる表示が出た | 修理が必要な表示(パナソニック)。冬はしゃ断器や凍結予防ヒーターを切らずにそのまま連絡する(配管が凍って故障が広がるため) |
| エコキュートのお湯が足りない | リモコンで沸き増しをする。毎日足りないなら、昼間の沸き上げを止める設定が入っていないか確かめる(パナソニック) |
出典:東京都水道局 水道管の凍結、ノーリツ 寒波の案内、パナソニック F12・H94、パナソニック H・Fのエラー(2026-11-07〜08 確認)
焦ってやりがちな、やってはいけないこと
- 凍った配管に熱湯をかける:配管が壊れて、凍結より高い修理になることがあります
- 給湯器を毛布や布でくるむ:給排気口がふさがれて異常着火する事故が起きており、NITEは「禁止」としています(NITE)
- 給湯器の電源プラグを抜く:自動の凍結予防が働かなくなります(ノーリツ)
- 本体のカバーを外して自分で直す:ノーリツは、自分で修理せず販売店か窓口に相談するよう案内しています
お湯が出ない間のしのぎ方
ガスコンロや電気ケトルで沸かしたお湯で体をふく、近くの銭湯を使う、が現実的です。小さな子どもがいる家庭は、沸かしたお湯を水でうめてから使ってください(やけどに注意)。
2. 修理か、交換か
いちばんの目安は使った年数です。製造年は、本体の前面や側面のシール(銘板)に書いてあります。
| 使った年数 | 考え方 | まず頼む先 |
|---|---|---|
| 10年未満 | 修理が基本。保証期間内かも確かめる | メーカーの修理窓口、買った店 |
| 10年以上 | 交換を考える時期。リンナイ・ノーリツはガス給湯器の設計上の標準使用期間を10年、ダイキンはエコキュートの平均寿命をおおよそ10年としている | 交換業者(見積もりと工事をまとめて頼める) |
| 賃貸 | 自分で業者を呼ぶ前に、管理会社・大家さんへ。使うのに必要な修繕は、借りた人の責任による場合を除いて貸主の義務(民法606条) | 管理会社・大家さん |
費用の目安
| 内容 | 目安 | 出どころ |
|---|---|---|
| ガス給湯器の修理 | エラー112で15,000〜55,000円程度/エラー140で37,900〜63,200円(いずれも税込) | ノーリツ・リンナイの公開している目安 |
| ガス給湯器の交換(工事費込み) | 給湯専用16号で10万円前後、20〜24号オートで15万〜19万円前後、フルオートで24万〜26万円前後 | 業者・カインズの公開価格 |
| エコキュートの交換(工事費込み) | 370L・460Lのフルオートで43万〜52万円前後 | 業者の公開価格 |
くわしい内訳はガス給湯器の交換費用、エコキュートの交換費用、修理か交換かの決め方はガス給湯器の寿命・エコキュートの寿命にまとめています。
3. 損しないために、知っておきたいこと
凍結で壊れたら、保証期間内でも有料
リンナイとノーリツは、凍結による破損はメーカー保証の期間内でも有料の修理になるとしています。「保証があるから無料のはず」と思っていると、見積もりを見て驚くことになります。古い機種なら、修理と交換の両方の見積もりを取って比べてください。
今日中に直したいなら、まず「型番」を伝える
交換業者は、在庫のある機種ならすぐに工事できます。電話の最初に今の機種の型番(本体のシール)を伝えると、在庫の有無と概算がその場でわかり、話が早く進みます。公開されている最短対応は、ガス給湯器のほうがエコキュートより早い傾向です(キンライサーはガス給湯器が最短当日、エコキュートが最短翌日)。
エコキュートに替えるなら、補助金は最大10万円。予約は11月16日まで
国の「給湯省エネ2026事業」で、エコキュートは1台最大10万円(機種によって7万円か10万円)。申請するのは自分ではなく登録された業者で、予約の期限は2026年11月16日、交付申請は予算がなくなるまで(遅くとも12月31日)です。急いでいても、見積もりの電話で「給湯省エネ2026の登録事業者ですか」と一言聞くだけで、10万円を取りこぼさずにすみます。電気温水器から替える場合は、撤去の加算が1台2万円あります。
ガス給湯器(エコジョーズを含む)は、持ち家ではこの補助の対象外です。東京都では省エネ型への買替えで「東京ゼロエミポイント」があります。→ 補助金の解説
急がされて高くつく、よくある流れ
困っているときほど、相手のペースで決めてしまいがちです。国民生活センターによると、給湯器の点検商法の相談は2023年度(12月末まで)に1,099件と、前年の同じ時期の約3倍に増えています。よくあるのは次のような流れです。
- 突然の電話や訪問で「無料で点検します」と持ちかけ、「このままでは危ない」と不安をあおる
- 「今日契約すれば半額」と、その場で決めさせようとする
- ガス会社や自治体からの依頼だと名乗る
どんなに急いでいても、自分で選んだ業者2〜3社に電話で聞くのが、いちばん損をしない方法です。東京都水道局も、水道の修理を頼むときは複数の業者から見積もりを取り、工事の前に内容・費用・アフターサービスの説明を受けるよう呼びかけています。訪問販売で契約してしまっても、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます(失敗しない頼み方とクーリング・オフ)。
見積もりで、これだけは聞く
- 金額に、本体・リモコン・標準工事・古い機器の撤去処分が入っているか
- 追加工事がかかるとしたら、どんな場合にいくらか
- 工事保証と商品保証の年数、無料か有料か
- (エコキュート)補助金は7万円か10万円か、予約に間に合うか
- 見積もりの後に断ったら費用がかかるか
4. 状況別:ここに相談するのがおすすめ
ここまでの「早さ」「保証」「補助金」「エリア」の点から、状況ごとに相談先を選びました。どの業者も、各社の公式サイトの表記(2026年11月7日確認)にもとづいています。
ガス給湯器が壊れた・夜中や早朝で今すぐ相談したい
給湯器駆けつけ隊(株式会社ミズテック):24時間365日受付、最短30分で訪問。工事10年・商品10年の保証が無料(運営会社のサイトの表記)。青森・秋田・岩手を除く全国。
ガス給湯器・エコキュート/東京・神奈川・埼玉・千葉で、その日のうちに
お湯が出ない.com(合同会社湊住設):最短即日30分、電話9:00〜21:00・年中無休。ガス給湯器とエコキュートの両方を扱う。工事保証は最大10年(商品10年は別料金で追加)。
ガス給湯器・エコキュート/全国で、保証を重視したい
キンライサー(株式会社キンライサー):全国(離島を除く)、工事10年・商品10年の保証がどちらも無料。ガス給湯器は最短当日、エコキュートは最短翌日。給湯省エネ2026の事業者登録あり。
エコキュートが壊れた・補助金を確実に使いたい
Cools(株式会社Cools):補助金の申請手続きを無料で代行すると明記。最短当日、電話9:00〜21:00・見積もり受付24時間。工事10年保証は無料、商品10年保証は有料(22,000円)。関東から九州まで広く対応。
エコキュート/首都圏・静岡・愛知で、すぐ来てほしい
きゅっと(株式会社ANYTHING):最短30分で訪問、LINE・Webは24時間受付。給湯省エネの登録事業者。工事費込みの価格と補助金を引いた後の価格を並べて載せていて、比べやすい。
使って10年未満の故障
交換業者より先に、メーカーの修理窓口に相談してください。部品の交換で直れば、交換よりずっと安くすみます。
水道管が破裂した
お住まいの自治体の指定給水装置工事事業者に頼みます。東京都では、水道局のメンテナンスセンターが修理業者を紹介しています(東京都水道局)。マンションや賃貸は、建物の管理会社にも連絡してください。
業者ごとの比較表は給湯器・エコキュート交換業者の比較にあります。
この記事の確認日
2026年11月8日に、メーカー(リンナイ・ノーリツ・パナソニック・ダイキン)、経済産業省、国民生活センター、NITE、東京都水道局、各業者の公式サイトの情報をもとにまとめました。保証・エリア・受付時間・補助金の状況は変わることがあるため、契約の前に見積もりの書面で確かめてください。